負荷試験の必要性
震災時にトラブルが起きた発電機が数多くあります。そのうち、「異常停止」した発電機の故障原因は、27%が整備不良、「不始動」だった発電機の故障原因は、41%が整備不良でした。
非常用(自家用)発電設備の点検不足による二次災害は、施設責任となります!
消防法により非常用(自家用)発電機の負荷運転(負荷試験)の点検が規定されています。非常用発電設備の管理者には、消火活動に必要な非常時に動作させる各設備(スプリンクラー設備や消火栓ポンプ)を動かすための最低30%以上の出力確認点検が義務付けられています。これは、実際に出力が可能かどうかを確認する重要な点検となります。
緊急時に非常用発電機が稼働しなかったら
自家発電設備の定格出力が加圧送水装置の出力を下回ってしまうと「スプリンクラーや消火栓」が稼働せず、消火活動が不能となり、発電機火災や二次災害へとつながってしまう可能性があります。